髙嶽堂について

髙嶽堂の由来

当院第23世機道髙傳大和尚代(1805)に火難にて山門を残して堂宇全焼となりました。伽藍復興を果たすも第25世完月全光大和尚代(1835)にまたしても山門を残し堂宇全焼の再難となってしまいました。

そこで茂木城主八代細川興建公の大発願により伽藍再復興に着手し、第27世髙嶽戒芳大和尚により堂宇伽藍落慶がなされました。その折に過去2回の火難を教訓とし、火伏の霊験あらたかな秋葉三尺坊大権現を勧請しその社である秋葉社を本堂東側に建立いたしました。しかし台風倒木により社は倒壊し秋葉様御尊体は庫院内に遷座しておりました。

平成25年に御尊体の修繕が完了し、翌26年7月7日秋葉三尺坊大権現の鎮守堂並びに秋葉様の御法力貴き浄火にてお焚き上げ供養が厳修できる道場として落慶いたしました。

秋葉様を勧請した第27世髙嶽戒芳大和尚の道号より髙嶽堂と命名し曹洞宗管長江川辰三紫雲臺猊下より扁額揮毫を賜りました。

ごあいさつ

私たち人間もまた古来より自然の中で生きてきた…というより生かされてきました。
この世の中のものすべてが刻々と姿・形・状況を変えていきます。
方丈記の中で鴨長明は「淀みに浮かぶ泡沫」と表現しています。
しかしながら私たちは心を宿した泡沫です。
心の窓を通して感じ見るすべてのものにはそれぞれの思いが宿り単なる「人」「物」「景色」ではなくなるのです。
「お焚き上げ」という儀式を通して皆様に日々の安らぎをお念じ申し上げます。
時を越え時代を越え宗教を越えて生き続ける儀式…。
それがお焚き上げなのです。

能持院 髙嶽堂
 堂主 堂學利太合掌

御供養料について

お焚き上げ供養 ¥30,000より
   
お焚き上げ供養の申し込み・お問合せは、フリーダイヤル:0120-010-940、受付時間:9:00〜18:00 年中無休